幻想入りした動物

どうも鯉の子です。
東方書物、東方香霖堂でも、日本での野生絶滅が確定した『朱鷺』や11年周期だけ抜けている11年蝉こと『奇跡の蝉』など、幻想郷には顕界で失った動物達がいますが、今回は今から150年前に野生絶滅し、その22年後に生態絶滅した『クアッガ』についてみてみましょう。
クアッガとは、ウマ科ウマ属で、南アフリカ共和国の草原地帯に生息していました。また、クアッハとも言われている。名前の由来は、「クーアッハクーアッハ」というその鳴き声から来ており、1785年のある記録では、クアッガの鳴き声は「ロバとはかなり違っており、マスティフ犬の滅茶苦茶な吠え声に似ていた」という。
体高135cm程度。外見上特徴的なのは、身体の後ろ半分に縞がなく茶色一色であることである。脚とその付け根は白。数十頭で群れを作って生活していた。なお、一体何の利点があって身体の後ろ半分に縞がないという進化の仕方をしたのかについては資料に記載がない。クアッガの絶滅の原因は、人間による乱獲と開発に伴う生息地の減少とされる。肉は食糧に、皮は靴・袋などに加工されるために大量に殺された。野生の最後のクアッガは1861年に射殺された。ヨーロッパ各地の動物園に運ばれていたものがその後も生きていたが、飼育下で絶滅回避を図るには数が少なすぎた。この時、雄雌両方のクアッガがいたが雄のクアッガが暴れたことで薬殺処分されてしまったことで絶滅が決定的となった。最後の一頭である雌のクアッガが死んだのは今から128年前の今日こと、1883年8月12日の出来事でした。

人間って(私もですが)絶滅に近づく動物が現れてから「保護しろ」「○×を禁止しろ」などほぼ手遅れな状態で騒ぐなぁと感じ取れます。私が小さい頃、この時期になると近くの小川でクロメダカの網すくいをして飼っていた記憶がありますが、ここ数年は全くクロメダカがすくい取れなくなってしまいました。メダカもいよいよ絶滅危惧II類(レッドリスト)入りしていますし、もうメダカも幻想郷の方へお引越ししているんだなと思う今日この頃。

※幻想郷の『朱鷺』香霖堂店主、森近霖之助氏によると博麗神社は幻想郷の外れにある。外れといっても場所的にというだけではない。外の世界と幻想郷の境目に在るのだ。そのため、博麗神社は完全な「幻想の場所」ではない。魔理沙は朱鷺を「神社で捕まえた」と言っていた、もしかしたらこの朱鷺も外の世界の物かも知れない。まだ幻想の鳥ではなさそうで、僕は少し安心した。東方香霖堂 第三話 「幻想の鳥」最終段落より抜粋 原作:ZUN)と言う事は、飼育鳥が絶滅した時点で完全な幻想入りしてしまうという事だろうか?はたまた世界から消えたら(=絶滅)幻想入りと言うのだろうか?私は野生に飛び回る鳥がいなくなった時点で絶滅(=幻想入り)と考えていますが…。