団三郎狢の伝承

どうも鯉の子です。
東方神霊廟で、〜中略〜しかし、狐とは仲が悪く、その為佐渡には狐が棲んでいないという噂だ。幻想郷の狐達と一悶着起こすことになるのだが、それはまた別のお話。』と言われていますが、第一なぜ、佐渡には狸(狢)がいて狐がいないのか?まぁ『新潟・佐渡紀行』2012-03-14)でなんかホンマでっか!?を公表してしまいましたが、自宅に帰り団三郎狸について様々な文献を読み解いて行く中に『島』(刊行日:昭和九年四月三日)と言う本がありまして、その中の一ページ『貉の島』と言う所に、狸と狐の不仲説の伝承を語るには丁度いい物語が書いてありました。それでは要約ではありますがどうぞ。
佐渡島には狢が群れをなして住んでおり、その首領の名前を団三郎と言った。鎌倉時代の末期、狐が渡って来て、団三郎と妖術の勝負をした。狐は嫁入りの行列をして見せた。そこで団三郎は大名行列をして見せると狐に行った。狐は大名行列のあまりの見事さに驚いて近寄ったら、その行列は本物で、狐は殺されてしまった。それ以来、佐渡島に狐は来なくなった。』地元古老の伝承より―澁谷徹―
マミゾウ!お前なんて事をするんだい!と言うツッコミは置いといて、狸は妖術は出来ず、実際に妖術が出来る狐を恐れた団三郎はうまく、そして自分の手を汚さずに抹殺するには丁度良いと言ったところであろうか?なんとも狡賢い!それでは、逆に言えば幻想郷にそれまで狸がいなかったのは『狐』と言う存在がすでにいたからなのだろうか?でも…マミゾウさん強くね?