志木市民病院問題(建築編)

どうも荒川鯉師です。
昨日から特番で組んでおります志木市民病院問題』ですが、本日は新しく建設予定地である中宗岡1丁目に実際に赴いて問題点を洗い出してみました。また、この記事は志木市の情報公開に基づき作成されたものです。
志木市民病院の老朽化に伴い建替えの必要性が生じた為、新たに市民病院の建設を決定致しました。この新病院の完成後には今までの病院建屋は取り壊すそうです。
新病院の位置は、現在の市民病院の位置から南に800m下ったところの、志木市中宗岡1丁目にある福祉センターの裏手にある田んぼの土地に、当市民病院を建設する決定がなされました。
しかし、この土地には数多くの問題点が存在する。まずは『軟弱な地盤』である。建設予定地の横を流れる準用河川は、旧新河岸川の流路である。軟弱な地盤に建設しては、来る大規模震災に到底太刀打ちできません。そこは、高度建設技術で解決するが、今度は交通問題が発生する。建設地となる所は、いろは橋交番からの一方通行道路である点、宗岡第四小学校・志木高校・宗岡中学校・総合センターの並ぶ『教育密集地』である為、学生の往来が激しい点が挙げられる。救急車や急患を乗せた自動車の往来に支障をきたします。特に一方通行問題は大きいと考え、上宗岡・富士見市方面から来た車は、一旦新設市民病院の近所を通過していろは橋交番の前を入り、江戸時代に完成した堤防の上に敷設した細い道路を進入する方法は、あまりにも無駄であり、通行人との交通事故も多発する可能性は無いとは言えません。また、ここには北美樋管と言う明治の建設とは思えない立派な樋管が存在しています。文化財の破壊が懸念されますが、志木市として貴重な観光資源ですから。
最後に、総合健診センターの移設に関して何の対策がとられていない事である。上記に記した通り、新市民病院と旧市民病院は800m程離れており、もし旧市民病院敷地に総合健診センターを残した場合、何らかの移動手段を用意する必要性が生じる。しかし、志木市の財政は極限を極め、移動バスの手配は容易では無い事は確かである。また、国際興業バスのバス停名称変更など、問題点はまだ山積みと言える。



建設予定位置関連図


写真1


写真2


写真3


写真4


写真5


写真6


写真7

※この調査は独自に調査したものであり、調査内容に不備・不手際がありますが、ご了承下さい。また『写真:建設予定地』に記載されている宗岡交番いろは橋交番の誤りでした。

この志木市市民病院移設問題は、2014年4月に現在の位置で、TMG宗岡中央病院として再始動しました。
http://www.muneoka-hp.jp/
上記の記事は、この様な問題もあったと歴史的観点としてそのままにしてあります。