利根川水系取水制限

どうも荒川鯉師です。
連日続く猛暑で、今日から利根川水系取水制限が開始されましたが、埼玉県内にはどの様な影響が発生するのか9月8日(土)に掲載された読売新聞の記事を参考に見て行きましょう。

読売新聞 2012年(平成24年)9月8日(土曜日)埼玉版

利根川水系取水制限へ 県内「荒川」でカバー
猛暑と少雨による利根川水系ダムの水位低下を受け、国土交通省関東地方整備局と流域の1都5県は7日、11日午前9時から10%の取水制限を開始すると決定した。同水系で11年ぶりの取水制限となる。
同水系を利用している県営浄水場は、利根川から取水する行田浄水場行田市)と、利根川水系の江戸川から取水する庄和浄水場春日部市)、新三郷浄水場三郷市)の3か所。利用する自治体や団体は計29団体で、約75%が農業用水、25%が上水道に使われている。
ただ、県内のもう一つの水がめの荒川水系ダムの貯水量は例年より多い。そのため、県は荒川からの取水を増やし、吉見浄水場(吉見町)と大久保浄水場さいたま市桜区)で3浄水場の減少分を補い、給水量を5%減程度に抑える予定だ。11日に取水制限が開始しても「県民生活に大きな影響は出ない」(県土地水政策課)としている。
県土地水政策課は「農業用水は、必要がなくなった地域から給水を減らす。また、地下水を利用している自治体への給水を減らすなど、県内全体で融通して、影響を最小限に抑えていく」としている。

(文章:読売新聞)

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恐らく今回実施するのは『減圧給水』と言われる水量(水圧)を下げる方法の事を言い、上記の「給水量を5%減程度」と表記してある事から水圧を5%下げたと考えていいでしょう。また、利用者が「水の出が悪くなった」と感じるのは30%からと言われ、5%程度で「水の出が悪い」と苦情を言う人がいれば、その人は普段から『無駄使い』をしている事になる。
県土地水政策課の方が「県民生活に大きな影響は出ない」と言っているが、やはりそこは「節水をお願いします。」と言う所ではないのだろうか?混乱を避ける意味合いを込めて「県民生活に大きな影響は出ない」と言っているのは一理あるが、やはり県民に願い出る事も必要ではないのだろうか。