郷土史研究9

どうも鯉の子です。
柏町にあった日本レダリー跡地に長谷工がマンションを建設中です。他にもいなげや、ビバホームが商業展開していますがそのすぐそばにある高橋(たかばし)にはこんな伝説が残されています。
『昔、柏城城主の大石信濃守(おおいししなののかみ)の家来である小原佐門(おばらざえもん)が現在の富士見市にある難波田城へ出掛けての帰り道、夜更けの高橋で美女に道を尋ねられた。案内をする左門の後からついて来た女は、橋を渡り終ると左門の乗っている馬のしっぽをワシづかみにして引き上げた。馬から落ちそうになり後を振り向くと、先程の美女は白髪を振り乱し、凄まじい形相の鬼女に変わっていた。左門は馬から飛び降り、抜きうちに斬りつけたが、鬼女は橋の欄干に跳び上がり、たやすくかわした。ひるまず左門が鬼女の脚を薙ぎ払ったので、鬼女は川面に沈んだ。というもの。』
若い女が老婆つまり「姥」になって現われたということから、この高橋近辺を「姥袋」と言う様になり今現在ではこの伝説を知る人は少なくなっている。