電柱真っ二つ

どうも鯉の子です。
荒川堤外の農業用水を荒川から揚水する為に使用するポンプの電力元として、堤内から引っ張っている電線は前回紹介した(2011-07-28)木製の電柱だったりしていますが、その中に点在するのはコンクリート製の電柱でして、今回はそのコンクリート製の電柱に表れた劣化現象を紹介します。
これはまた見事に真っ二つに裂けた電柱ですね。コンクリートは風雨暑寒で劣化が進行しますが、他にもここ荒川堤外特有の『洪水流』と言う激しい衝撃が加わるので磨耗が大変激しいです。最初、表面に粗骨材が出てきていたので『スケーリング現象』(コンクリート内の水分が凍結膨張する現象)かと思いましたが、志木市でそんなスケーリング現象が起きたらコンクリート業界やっていけませんからね、他の原因を考えたら前記の事しか思いあたりませんでしたね。それにしてもコンクリートに含まれている粗骨材は丸みを帯びているので、どうやら『川砂利』のようですね。時代としては、高度経済成長期と予想すると多摩川の砂利』と推測できます。多摩川は、砂利の取りすぎで、川が変わってしまったと言うくらいとりすぎた時代がありましたからね…。ハイ、その事は『負の建築(関係)遺産』と言う事で…。
まぁ、人通りが少ないとは言え中の鉄筋も錆びている危険な状態なので、早急に対処をしなくてはいけないと思います。でもこれ直すのって…誰?市道でもなければ私道でもない…土手の道って所有権誰の?一応河川法では一級河川は国』と定められていますので国かな?すいません…法規は苦手な者で…