志木市の米が美味しい理由

どうも荒川鯉師です。
今しがた志木市では早苗を苗代から田植えするピークを迎えていますが、随分昔に(2011-04-21『宗岡のお米は美味しく県内でも指折である。』と紹介致しましたが、それではなぜ宗岡のお米が美味しいのか紹介致しましょう。
それは『荒川』下流域』言う点。荒川は奥秩父にある甲武信ヶ岳を源流とし、様々な支流を得て東京湾に注ぎます。その際多くの養分が河川に流入されます。そうすると下流域で稲作を行っている為、その養分を多く取水する事が出来ます。また洪水が発生した際養分を多く吸った土『エグミ』が巻き上げられ下流域で沈殿します。この沈殿には荒川流域の『川幅日本一』影響を受ける他『横堤』郷土史研究4:2011-01-30)によって洪水流に抑制がかかるのも要因の一つです。

写真上は、実際の『エグミ』の写真です。土と砂が混じり少々特殊なにおいがするのが特徴です。一部の書籍に洪水で出る泥水やそれで発生した土の事をエグミと言う言葉は茨城県の方言である。と断言していますが、埼玉県南部でも使用されている事を特記致します。

実際に一練りしてみると、団子状に固まり水分を含んでいる事が解ります。洪水のすぐ後だったからかな?
と言う事ですが実際に『埼玉県内のおいしいお米は北の大利根町南の志木市言われているのもこれで納得していただけましたでしょうか?