観賞用としての鯉

どうも荒川鯉師です。
さて3日連続でお届けしております『鯉シリーズ』ですが、釣りの話しまで絡んでしまいますと終わりをみせないので今回はここでひとまず終わらせる所です。
と言うわけで今回は『観賞用としての鯉』を紹介致します。それではどうぞ。

観賞用としての鯉

日本最古の鑑賞鯉が書物に出てくるのは2000年前の祟神天皇とその子である垂仁天皇の時代に鯉を飼った記録が残されており、また『日本書紀』には景行天皇美濃国(現岐阜県)の泳宮(くりのみや)に池を造営し鯉を鑑賞したと書かれている。
養殖鯉のメッカである長野県松代地方の養鯉であるが、鯉が食用・販売用として注目された文化文政時代には、南佐久の養鯉師『白田丹右衛門』氏が大阪から『淀鯉』を移入したことにより、養鯉事業の基盤がつくられたとされている。
現在では、錦鯉の発祥の地である新潟県山古志地区が全国の5割を占めているが、そのほとんどが錦鯉ブームに沸く世界に向けて輸出している。