みちのく岩手紀行5

どうも荒川鯉師です。
東日本大震災に関して強いストレス・嫌悪を感じる方は、直ちに戻って下さい。















建設分野に携わっている身として、苦しくも見なくてはならない東日本大震災の爪痕。津波の恐ろしいパワーを目の前にしていくら強固な防波堤を造ろうが、いくら耐えるSRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)を造ろうが自然の猛威には太刀打ち出来ない事が、現地を視察して感じました。壁が膨らんだ建物。無残にも折れ曲がった街頭・・・しかし自然と共に暮らすのが人間であり、常に自然と隣り合わせなんだと教えられた。
一ノ関から車で大船渡へ向かいました。幾つもの山を越え大船渡に出た時、今でも破壊された建物が残されていました。


大船渡市を後にして、次に所謂『奇跡の一本松』のある陸前高田市へ。海が見えない山奥の所まで津波が来たらしく、所々に半壊した家屋や落橋した鉄道橋が今も残されていました。
海に近づくにつれて恐怖を感じるほどの荒野とガレキの山がそこにはありました。これが進まぬ復興の要因だと感じ、どうしたらこのガレキが消えるのかと考えさせられてしまいました。また、防波堤がまだ仮設のものであり、急がれる課題の一つであります。


最後に奇跡の一本松を見ようと通路を歩いていた所、入口が何処だか分からないので遠くから一枚。もしかすると保存の関係で立ち入り禁止になっているのかも知れません。