実現身に欠ける構想

どうも荒川鯉師です。
埼玉県が『ぐるっと埼玉サイクルネットワーク構想』と銘打って施策しているこの事業。私はこの事業に疑問がある。
何処が疑問なのか、それは『自転車専用道の未整備』である点。

写真を見ても分かる様に、車道側に自転車専用道である『ブルーロード』が未整備のままである。これでは自転車に対して車は脅威であり、歩行者に対して自転車は脅威になる存在になる。私も実際この酷道463号線を利用し通学するが、自転車で車道の左端を走行していると、自動車から長クラクションを受ける事がある。これは道路交通法における『自動車禁止行為』に当たり処罰されるが、自転車を歩道に追いやり、交通事故による交通紛争の回避に努めたつもりだろうが、しかし自転車が歩道を走る事は(原則)道路交通法で禁止されており、違法行為となってしまう。また、実際の歩行者対自転車の交通事故で高校生に対し4000万円の損害賠償を裁判所が認めたケースがある。そう言った法律問題や交通事故の実態を無視し、道交法違反者・交通事故を増やしているのが、今回の埼玉県が施策した『ぐるっと埼玉サイクルネットワーク構想』なのである。
しかし道交法違反自転車を黙って増やす埼玉県と言うわけには行かず、この酷道463号線にも短距離ながら北浦和駅前〜南与野駅前までは上記の『ブルーロード』の整備が進んでいる。また和光富士見バイパスでは自動車専用道・自転車専用道・歩行者専用道の三種類に分けられており、理想的な道路整備を実現させている。
歩行者・自動車そして自転車が共に存在する為には、法律を遵守し道路の整備を行い全てが整った所で『ぐるっと埼玉サイクルネットワーク構想』を行うべきであると私は思うんですよね。その為、今回の埼玉県が行ったこの構想計画は今現在『失敗』であり『交通紛争の火種』である事と言えます。この構想事業が継続するには、自転車道の整備であり、より一層の法律の行使であり、自転車・自動車運転者のモラル向上なのである。イヤホン・無灯火・二人乗りなど、道交法違反を積極検挙する事が、警察の勤めであり、自転車道を積極整備するのは埼玉県土木整備事業部であります。もうこれ以上『仕事が散漫な埼玉県』と言われない様、二の次三の次を考え、仕事をする様にして欲しいものです。