12月7日17時18分頃の三陸沖の地震

どうも荒川鯉師です。
昨日の12月7日17時18分頃に三陸沖を震源とするM7.3(速報値)の地震が発生しました。この地震に対して気象庁緊急地震速報を発報し、テレビ・ラジオや端末機能が入った携帯が一斉に鳴り響きました。また気象庁宮城県津波警報青森県太平洋沿岸、岩手県福島県茨城県津波注意報を発表しました。それでは、気象庁発表の概要を見てみましょう。

気象庁発表−平成24年12月7日17時18分頃の三陸沖の地震

地震の概要と津波警報等の発表状況
発生日時:12月7日17時18分頃
マグニチュード7.3(速報値)
場所および深さ:三陸沖(牡鹿半島の東、約240km付近)、深さ約10km(速報値)
発震機構等:西北西−東南東方向に張力軸を持つ正断層型 (速報)
震度:【最大震度5弱青森県八戸市(はちのへし)、岩手県盛岡市(もりおかし)、宮城県栗原市(くりはらし)、茨城県常陸太田市(ひたちおおたし)など9の市町村で震度5弱を観測したほか、東北地方を中心に、北海道から九州地方の一部にかけて震度4〜1を観測しました。
津波警報津波):7日17時22分に宮城県に発表した津波警報は、7日19時20分に解除しました。
津波注意報7日17時22分に青森県太平洋沿岸、岩手県福島県茨城県に発表した津波注意報は、7日19時20分に解除しました。

津波の観測状況

大船渡:     (第1波識別不能)    
   最大波 7日18時45分 0.2m
久慈港第1波 7日18時16分 (引き) 0.2m
       最大波 7日18時26分   0.2m 
石巻市鮎川:第1波 7日17時58分 (引き) 0.3m
         最大波 7日18時02分   1.0m
仙台港第1波 7日18時37分 (引き) 0.1m
        最大波 7日18時41分 0.4m
宮城金華山沖※:第1波 7日17時48分 (引き) 微弱
         最大波 7日17時53分   0.2m
相馬:第1波 7日18時31分 (引き) 0.1m
      最大波 7日18時38分   0.4m
(※印は沖合のGPS波浪計観測点)                   

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緊急地震速報の重要性は日々増していると思われます。当初は「混乱を招く」「精度に問題がある」と叩かれていた事を記憶しています。でも現在では携帯端末にもこの機能が標準装備されるほどその重要性が高いと言えます。
NHKでは、東日本大震災の反省としてアナウンサーの口調が冷静だった事で速やかな避難を阻害したと考察し、昨年11月に津波警報大津波警報に対して断定調口調で読み上げる方式に修正をした。この事はNHKが3.11の報道に対するあり方を検証したVTRでも言っていた事を思い出した。
赤の白抜き字のテロップに津波!避難!』と表示し高瀬耕造アナが「命を守るために急いで逃げて下さい」「東日本大震災を思い出してください」と緊迫した声で避難を呼びかけていた。
世界で初となる膨大なデータ資料が記録された東日本大震災は、これからの私達に何を残していったのか、今回の地震でその事が問われた地球からの実地試験だったのかも知れない。


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