トキ「コウノトリ目」から「ペリカン目」に

どうも荒川鯉師です。
トキの目は従来コウノトリ目であったが、2012年9月に改訂された日本鳥類目録で目が変更されたので毎日新聞の記事を基に紹介したいと思う。
日本鳥学会が、昨年9月に改訂した日本鳥類目録で、トキ科の分類を「コウノトリ目(もく)」から「ペリカン目」に変更したことが分かった。
「目」は生物の分類の単位で、その下に「科」がある。このため、トキは「ペリカン目トキ科」に属することになる。
トキは、外見的な特徴がコウノトリと似ていることから、これまでコウノトリ目に分類されていた。しかし、米国の研究チームが2008年に発表した最新のDNA研究を基に分類を見直したところ、トキの遺伝子配列はコウノトリよりもペリカンに近いことが分かった。
環境省によると、分類を変更してもトキの保護や繁殖への影響はないという。
同学会副会長を務める西海功・国立科学博物館動物研究部研究主幹は「トキは外見がコウノトリに似ているので意外な結果だった。さかのぼればペリカンのような姿をしていた可能性もある」と話している。