赤城颪の恐怖

どうも荒川鯉師です。
本日は埼京線が風速規制値を超えた為、午前中の運転が見合わせになり私も南与野駅からバスで北浦和駅まで出て学校に向った訳ですが、この強風は新潟県から来る暴風が群馬県赤城山を越えて吹き降ろす赤城颪と言う暴風がもたらすものである。
その為先人達は農家の敷地に防風林や高久根などを作り、使用樹木には樫や槙等の常緑樹が使われている。
赤城颪に弱い電車として名高い武蔵野線川越線が例として挙げられる。この赤城颪が2線路に牙を剥くのには理由がある。一つに荒川河川敷が影響する。荒川河川敷は『川幅日本一』の異名を持つ程の川幅が広いのが特徴である。その為住宅街などで逃げ場を失った颪は何も無い荒川河川敷に集められる。そうして集まった颪は荒川と並走して荒川に架かる鉄道橋に強風をもたらし運転見合わせが発生する仕組である。しかしここで一つの疑問が生じる。それは東北本線はなぜ影響を受けなのか?それは地図を見てもらうと分かるのだが、荒川は武蔵野線を潜った後は左に曲がっている。風は急には曲がれず市街地に突入するのである。その為この曲がり部分にある和光市の農家は荒川に対してL字に防風林を植えているのである。二つに市街地と言う影響がある。風は市街地に入ると失速すると述べたが、そうすると住宅地が存在しない河川敷の他に、住宅地の上を吹く事になる。そうすると上層は颪が吹き続ける状態になり、高架を使用する武蔵野線埼京線が影響を受けると言う事になる。
その為、武蔵野線川越線では荒川に架かる橋梁に防風柵を設けているのである。
※これは私説であり、予想違いや根本的な間違いなどは目を瞑って頂けます様ご協力下さい。