新潟・佐渡紀行4

どうも鯉の子です。
さてとうとう来ましたよ!マミゾウ大明神二ツ岩大明神!
と言う訳で今回は東方心をレンタカーに置いといて自称・郷土史研究、鯉の子として潜入します。では行って来ます。

二ツ岩大明神

古い昔、山中に団三郎と言う老狸が住んでいたと言います。昔の有名な作家滝沢馬琴『燕石雑志』にも住民が病気をして町医者を呼びに行ったり、困った人にお金を貸した話しも出ている。(今から四百年前のお話し)
佐渡狸の頭領と言われて島内に百以上の部下(諸神)を持っていたと言う。『関の寒戸』『赤泊の禅達』などと昔は山伏の祈祷所だったらしく、安産・家内安全・消除諸災のご利益があると参詣客が多い。
春の四月二十日が大祭であり、毎月二十日が縁日である。
鳥居が並んでいる理由は、お祈りに来た方が団三郎の霊験により成功したら鳥居を奉納すると言う習わしがあるそうです。奉納先を見ると遠く東京の企業などがあります。相当ご利益があるみたいですね。
ここで佐渡地方の団三郎伝承を一つ。
佐渡には、昔から二ツ岩の団三郎(一説には弾三郎とも言う)と言う有名な狸がいまして、この団三郎は佐渡金山を根城に棲んでおり、お金に困った人は団三郎に頭を下げて祈願すると、なんと無利子で金(きん)を工面してくれた。
根が義理堅い団三郎は、無論約束も堅くうっかり返済日時をすっぽかすとそれはそれは恐ろしい制裁が待っているのである。それでも人間は返済をしない者が後を絶たずついに団三郎はとうとう金貸しを辞めてしまったのである。
さて、ここまでは伝承でしたが実は『燕石雑志』に衝撃の事実が書かれていました。それではどうぞ。
なぜ佐渡『狐』ではなく『狸』祀るのか。それは佐渡金山』に秘密がある様です。
佐渡金山金鉱(以下金山)の吹き付けに使用する(ふいご)の押皮にする狸が佐渡島では思う様に捕獲できず入手は困難を極めた。
そこで越後国商売人『団三郎』と言う商売人が狸の仔を買い入れ、それを佐渡で飼育繁殖させ金山に卸した為、金山坑内の作業能率は一層向上した。
狸皮の御利益ならぬ御狸益をもらった島民は、狸の祠(一説には供養塔とも言われている)を建て狸を氏神様として祀った。そして狸商売に成功した人間『団三郎』狸の大親として島民の尊敬を受ける様になった。この佐渡で育った狸の事を佐渡狸』と言い本土に生息する狸に比べ、皮が硬すぎず軟らかすぎない為、鞴の材料には最高品であった。
こうして相川に住んでいた『石井夏海』滝沢馬琴に口伝し、さらに『成尾庵』佐渡島を調査しこれを有る事無い事おもしろおかしく滝沢馬琴に伝え、これらの口伝を書物に書き表したのが『燕石雑志』である。
そんな中に狸をしていた人間『団三郎』が島民の間で『狸の大親分』と言っていたのを『成尾庵』が有る事無い事おもしろおかしく言った為、いつの間にか佐渡島の狸を束ねる老狸『団三郎』となったのである。

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ここはですね、佐渡観光協会相川支部に聞かないと正直わかりませんでした。道路に看板が立っているとインターネット上では書かれていますが、詳細はやはり地元民に聞かないと駄目ですね。相川支部の方は、親切に教えていただき、また二ツ岩大明神の場所が書かれた地図までFAXまで送ってくれましたからね。観光協会を使う手は『る●ぶ』とか『まっ●る』を買うより断然良いですよ。また、インターネット地図で『二ツ岩神社』と調べると分社で出てくるので注意しましょう。ここの鳥居の多さにはまるで子供の時遊んだ『とおりゃんせ』を彷彿しますね。振り向いたら…な〜んて事もあるかも。
因みに宮崎駿映画平成狸合戦ぽんぽこにも出てきますね。確か…交通事故で死んでいませんでしたっけ?おいおい殺すなよ…あぁだから幻想ky(おおっと紫様が来た様だ…え?とおりゃんせの向こう側って紫様なの!?へぇ〜あっどうぞ粗茶ですがどうぞ。コチラは佐渡のお土産になります…

 

 

 

 

 

 

 



皆様ご注意を

実はですね、インターネット地図で『二ツ岩神社』と調べると二ツ岩大明神の分社が出てくるんですよ。まぁ自称・郷土史研究家と言う肩書きを引っ提げたまま神社調査と言う内容でコチラも見て回りました。皆様どうか気を付けて…。