安讃備紀行-3

どうも荒川鯉師です。
2日目に入りまして、向ったのは広島県廿日市市に鎮座されます「厳島神社」を参拝する事にしました。それではどうぞ。

厳島神社

古くから「神の島」として崇敬されてきた宮島に、推古天皇元(593)年に建てられたと伝えられる。平清盛の庇護を受け仁安3(1168)年に社殿の大改築が行われ今現在の規模に至っている。御祭神は、市杵嶋姫命・田心姫命湍津姫命の三柱を祀る。
瀬戸内海に浮かぶ厳島(宮島)の北側に弓状に広がる遠浅の入り江に鎮座する。古くから「神の座す島」として信仰の対象とされてきた地に、社殿が造営されるのは、上記の通り推古天皇元(593)年である。
厳島とは「神を斎(いつ)き祀る島」との意から「厳島」と名付けられ、神社が鎮座する事から「宮島」と呼ばれる様になった。『日本後記』によると、弘仁2(811)年に「伊都伎島神」と記載され、国内最高位に位置する名神大社に列された。海に建つ大鳥居の内側の額にはこの字が充てられているので、参拝する機会があれば、確認してほしい。
平安末期の12世紀には、平家一門の庇護を受け安芸国一宮に発展。特に平清盛により平家の守護神として尊崇され、仁安3(1168)年には海を敷地に見立てた奇想天外で、華麗な寝殿造りの枠を集めた社殿が造営された。
平家滅亡後も、源氏をはじめとして戦国武将の崇敬を受けた。鎌倉時代には焼失と再建を繰り返し、現在残る社殿は仁治年間(1240〜1243年)以降に造営されたもの。
島の中央にそびえる弥山の原生林を背景に、海上に鮮やかな朱塗りの大鳥居を配した厳島神社の建築物群は、平成8(1996)年にユネスコ世界文化遺産に登録された。

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やはり厳島神社とは良い所ですけどね、観光地化してしまうとどうしても出てくるのが「落書き」と言う名の「器物損壊=文化財保護法違反」と言う犯罪行為。「●●だいしゅきー」とか「△△とずぅっと一緒だよ」とか…柱とか鳥居に彫られている光景を見ると、こいつらは一体何をしに来たのか?と考えてしまいます。
厳島神社と言う神聖なこの地を参拝したいと思っている人が来るべき場所であり、浮ついた別に見たくて来たわけではない方々は、正直来ないで頂きたい。ネット上で言われている様な「リア充爆発しろ」とは言いません。「神聖な場所に来るな。君らの来る所では無い。心なきものは去れ!」と言ってやりたいです。
他にも、厳島神社に入る石鳥居で一礼をする人はいるのかと、友人を待っている5分間程調査していましたが、結果は何と89人中2人しか一礼をしていませんでした。神社に参拝するのであれば、神社の常識とマナーを守って頂きたい。最近問題になっている御神木を枯らしたり、神社に火炎瓶を投げ込んだり、境内で立ち小便をする低俗な人はさすがにいないと思いますが、この厳島神社参拝には少々悲しい思い出が多く残ってしまいました。

※お知らせ※
今回の紀行では、観光地を多く訪れております。それ故多くの方が写真に写り込んでいますが、観光地の様子やその状態を知ってもらう為に画像に加工は施しません。それによって生じた損害等は一切致しません。また写真に関しての質問にはお答えしませんので、予めご了承下さい。
(註:文章の誤字・脱字に関してはお答えいたします。)
荒川鯉師

※お詫び※
厳島の「厳」の字は、本来頭のツは口二つですが、私が使用しているソフトword2003では変換されませんでした。御了承下さい。