安讃備紀行-10

どうも荒川鯉師です。
滞在4日目を迎え、向ったのは香川県に行きました。それでは、本州から向うのに重要な橋梁『瀬戸大橋』を紹介致します。それではどうぞ。

瀬戸大橋

瀬戸大橋は、岡山県倉敷市香川県坂出市を結ぶ総延長12,300mの橋梁の総称です。瀬戸中央自動車道(国道30号線)及びJR西日本・四国本四備讃線(通称:瀬戸大橋線)が通る2階建ての構造である事から、鉄道道路併用橋と呼ばれています。
構造は、6つの橋梁とそれらを結ぶ高架橋から構成されており本州から、
鷲羽山トンネル(205m)岡山県倉敷市

下津井瀬戸大橋(吊橋:1,477m)同上

櫃石島高架橋(1,316m)香川県坂出市

櫃石島橋(斜張橋:792m)同上

岩黒島高架橋(93m)同上

岩黒島橋斜張橋:792m)同上

与島橋(トラス橋:877m)同上

与島高架橋(717m)同上

北備讃瀬戸大橋(吊橋:1,611m)同上

南備讃瀬戸大橋(吊橋:1,723m)同上

番の洲高架橋(2,939m)同上
となっている。
施工時は世界初の工法が採用され、海底無線発破や明石海峡大橋でも採用された設置ケーソン工法が使われました。この設置ケーソン工法とは、工場で製作された鋼製ケーソン(橋脚の鋼製型枠)を現地まで船で曳航し、ケーソンを海中に沈め作業する為、安全に基礎を造る事を可能にした。また、吊橋を使用した鉄道橋は世界でも例が無く、線路保護の新技術が多く開発・投入された。
橋脚を良く見ると、クラック(ひび)の補修が行われている事がわかる。これはあくまで私の予測ですが、クラックの部分をU字型にカットし、エポキシ樹脂や弾性シーリング材を充填します。その後は表面をポリマーセメントモルタルで仕上げます。これをUカットシール材充填工法と言います。