安讃備紀行21

どうも荒川鯉師です。
さて、厳島神社が鎮座する宮島には多くの神社が鎮座されています。
そんな訳で今回は我々が参拝する事の出来た神社を紹介致しましょう。どうぞ。

宮島に鎮座する各神社

大元神社

御祭神は国常立尊大山祇神保食神を祀る。
御鎮座された年月は不詳であるが、1168(仁安三)年に記された「伊都岐島社神主佐伯景弘解」に大伴社と記述がある。この社が現在の大元神社と考えられ、厳島神社よりも創建が古いので、宮島の地主神社である事が分かる。
毎年1月20日に百手祭が行われ、神饌は古来より続く様式である熟饌と言われる煮炊きした餝飯をお供えします。
本殿の屋根は杮葺六枚重三段葺と言う日本で唯一の葺方であり、神社建築に興味のある方は参拝した方が良いかもしれません。

清盛神社

御祭神は平清盛公を祀る。
平清盛公は、当地に創建されるまでは、同島内に鎮座されている三翁神社(後述)にお祀りされていましたが、清盛公没後770年にあたる1954(昭和29)年に清盛公の業績を讃え、慰霊をお慰めする為に現在の地に建てられました。
毎年3月20日に清盛神社祭が行われ、にぎわいをみせます。
本殿は流造であり、杉葺と思われる。

山翁神社

御祭神を中央殿に佐伯鞍職・所翁・岩木翁・安徳天皇二位の尼・大綿津見命で、右殿に御子内侍竹林内侍・徳寿内侍各祖神、左殿に大巳貴命・猿田彦神を祀る。
桃山時代の建築様式を残し、明治以前までは山王社と言われていました。
毎年10月23日にはお祭りがあり、舞楽が奉奏されます。

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その他にも説明板も無い無名社や、金刀比羅宮分社など多くの神社をめぐる事が出来ました。