安讃備紀行22

どうも荒川鯉師です。
さて、ここまで月日が流れると、思い出を回想しながらのブログ制作になります。
ここではございますが、資料提供として広島県観光協会にお礼申し上げます。
では参りましょう。今回紹介するのは厳島神社の大鳥居』です。それではどうぞ。

厳島神社の大鳥居

厳島神社の大鳥居は、高さ約16.6m・主柱周約9.9m・総重量約60tの四脚鳥居である。鳥居の木部は、光明丹色が塗られ、主柱は楠の自然木を使用し、袖柱を杉の自然木を使用しています。
現在の大鳥居は、平安時代から数えると八代目にあたり、現在の大鳥居は1875(明治八)年に再建されたものである。笠木は箱型になっており、拳大の石が約7t詰められ安定大鳥居全体を安定させています。実は大鳥居の根元部分は海中に置かれているのみで、笠木の石などの自重で立っています。
主柱の基礎は明治時代の基礎工法として利用された千本杭工法を用いられています。この工法は支持基盤(固い地盤)まで打たず、軟弱地盤に浮いている様な状態の基礎である。これは現代で言うベタ基礎に繋がるものがある。45〜60cmの松杭がそれぞれの柱に、約30〜100本打込まれています。なぜ大鳥居に楠が使われたのかと言うと、楠は他木に比べ比重が重くそして腐りにくい事が挙げられます。そして古来から高い防虫性が認められており、この3要素で大鳥居が持っていると言えます。
棟の西側には三日月があり、東側には太陽の印があります。これは陰陽道の影響が強く表れています。大鳥居の西側にある扁額には厳嶋神社と記載されており、御本殿側には『伊都岐島神社』と筆書されています。現在の額は明治八年の再建時のもので、有栖川宮熾仁親王の染筆のものです。





























※お知らせ※
今回の紀行では、観光地を多く訪れております。それ故多くの方が写真に写り込んでいますが、観光地の様子やその状態を知ってもらう為に画像に加工は施しません。それによって生じた損害等は一切致しません。また写真に関しての質問にはお答えしませんので、予めご了承下さい。
(註:文章の誤字・脱字に関してはお答えいたします。)
荒川鯉師