未明の福島沖地震のまとめ(速報値)

どうも荒川鯉師です。
去る10月26日2時10分頃、福島県沖深さ約10kmを震源とするM7.1の地震が発生。宮城県福島県茨城県・栃木県で最大震度4を観測。またこの地震により、岩手県〜千葉県九十九里・房総に津波注意報を発令。02時54分に岩手県大船渡市で押浪を観測。その後も釜石市釜石市鮎川で最大30cmの津波を観測した。
この地震は、東北地方太平洋沖地震東日本大震災)の余震で、まだまだ予断は許されない状況です。
その後の気象庁の発表で、今回の地震『アウターライズ型地震(海溝外縁部型地震)だったと発表した。巨大地震の後に発生する可能性が高くなる地震で、東北地方太平洋沖地震の後に気象庁が、誘発が懸念されていた余震の一つである。
アウターライズ型地震とは、東北地方太平洋沖地震は東北地方を乗せた陸側プレートと、その下に沈み込む太平洋プレートの境界部で発生した。日本海溝の東側では、陸側プレートが太平洋プレートに乗り上げた影響で重みが加わり、地殻が東西に引っ張られて破壊される地震を言う。
政府の地震調査委員会はM8級のアウターライズ型が発生する確率を30年以内に4〜7%と評価しており、決して低い数値では無い。今回の地震では、小規模の津波が発生し、津波注意報が発令されたが、気象庁地震予知情報課長は、「アウターライズ型を含めM8級の余震が起きる可能性はゼロではない」と継続的な注意を呼び掛けている。