紀伊半島巡拝紀行3

どうも荒川鯉師です。
この紀伊紀行…紹介する数が多すぎるので、一回のブログで複数箇所紹介致しますがご了承下さい。
それでは、前回の花乃窟神社以降に巡った場所を紹介致します。それではどうぞ。

鬼ヶ城および獅子巌

昔から南紀州の奇景として名高い。
鬼ヶ城石英粗面岩からなる岬の崖が一段の高さ2〜4mの6段からなる階段状をなし、数回にわたる急激な地盤の隆起のあとを残している。
各段毎に波蝕洞窟があり洞窟はいずれも入口の上端が鋭くとがり天井部には蜂の巣状の風蝕痕があり、床面は板のように平らな棚となっている。
鬼ヶ城には伝説も残っている。平安時代初期、この地には鬼と恐れられた多娥丸という海賊が住み着き、熊野一帯を荒らし廻っていましたが、桓武天皇の命を受けた征夷大将軍坂上田村麻呂が来て退治したと言う伝説が残っています。
獅子巌は鬼ヶ城の南方井戸川の河口に近い砂浜にあり、高さ約2.5mの石英粗面岩塊であって、あたかも獅子が大洋に向ってほえる形をしている。
いずれも土地の隆起と海蝕の現象を示す著しいものとして学術上価値が高い。

参考資料
鬼ヶ城内説明石盤他