紀伊半島巡拝紀行4
どうも荒川鯉師です。
前述の通り、旅行先の概要のみを紹介致します。
スカスカな文章になっていますが、ご了承下さい。また、熊野本宮大社の本殿は撮影禁止であるため統一を図る関係上、今回のブログ以降は鳥居のみの掲載とします。
熊野本宮大社
本社は、三山の中でも最古で中枢であり、祀られる神は多く以下にまとめる。
東御前(若宮)天照大神
御本社(證証殿)家津御子大神(素戔鳴尊の別名)
西御前(速玉宮)御子速玉大神
(結宮)熊野夫須美大神
上中下に分けられた社にそれぞれ四殿あり、計12社となることから熊野十二社権現とも呼ばれている。しかし、1889(明治22)年の大洪水で壊滅的被害を受け、現在地に移築されたのは上4社だけ。他は旧地である大斎原の石祠に鎮まっている。
熊野速玉大社
主祭神は、熊野速玉大神(伊邪那岐大神)熊野夫須美大神(伊邪那美大神)に位置づけられる。夫須美大神は熊野結大神とも表示される。
当社は上四社、中四社、下四社で構成され、十二殿並列で14柱を祀ることから、新宮十二権現と呼ばれている。
当社の御神木は、推定樹齢1000年と言うナギの巨木であり、日本最大で国の天然記念物に指定されている。この葉には、魔除けや道中安全の守り札になるとされ、参詣者が持ち帰るのが慣例となっている。
熊野那智大社
主祭神は熊野夫須美大神を祀る。当社の別名を那智神社、熊野夫須美神社、熊野那智神社の他に熊野十二所権現、十三所権現、那智山権現とも言われている。
参道の長い石階段を上ると、右手に青岸渡寺があり、左手に当社の朱鳥居が見え大社の境内へ続く。
元々、那智の大滝に社殿があり、滝の神を祀ったものだと考えられ、那智の大滝は「一の滝」で、その上流の滝と合わせて那智四十八滝があり、熊野修験の修行地となっている。
飛瀧神社
主祭神は大己貴神を祀る。熊野那智大社の別宮であり、那智の大滝が御神体であるため、社殿、本殿はなく直接滝を拝むことになる。これは、過去にも記した花乃窟神社の様に自然崇拝の様式を色濃く残す神社でもある。また、滝の飛沫に触れると、延命長寿の霊験がある。
毎年、7月14日に那智の火祭りが開かれ、7月9日と12月27日に御滝注連縄張替行事が行われる。
神倉神社
熊野の神が最初に降臨したとされるのが、熊野速玉神社から南へ約2kmの地にある神倉山にある『ゴトビキ岩』と呼ばれる巨大な磐座である。そこの神倉神社を元宮という。
神倉神社の例祭・御燈祭は勇壮な祭りで知られている。
参考文献
成美堂出版 神社辞典 2013.1.1