外来魚の再放流禁止

どうも鯉の子です。
志木市を流れる荒川にはさまざまな淡水魚が生息していますが、秋ヶ瀬取水堰より上流にある羽根倉橋付近である魚を確認しました。それは、
アリゲーター・ガー
その鼻っ面は細長く時に気持ち悪く思わさせるその魚体は楽に2mを超えていて、私に気付いたと思いきやものすごい速さで逃げて行ってしまいました。荒川・びん沼川でブラックバスを専門に釣りをしている友人も同じ事を話していたのを思い出し本当に居るんだとただただ驚くばかり。その友人の話では他にもアロワナを見たと言っていた。
ではなぜそんな外来魚が荒川に生息し始めたのか?それは『飼い主の放棄』である。この様な外来種は成長すると1m〜2mとバカに大きくなりそれに飼いきれなくなった飼い主は放棄し荒川に放しているのだ。
そんな事をして外来種には無抵抗な日本の固有魚はどうなるのか?当然捕食されて数を減らしていくのである。埼玉県内の鯉、鰻、鮎の漁獲高を見ると平成20年には10年前の約4分の1の計311トンにまで落ち込んでいるのだ。
だ・か・ら!外来生物を飼う飼い主は最後の最後まで責任を持って飼ってほしい。責任がもてないのなら水族館の観賞魚を見てればいいだけの話ではないか。もし外来魚を釣ってしまったら再放流はせずに食べるか埋めるかをしなければなりません。今や外来魚の(再)放流は埼玉県の規制にかかるので事実上犯罪です。(下記図参照)
ちょっとかわいそうですが私の場合はもし外来魚が釣れたら(主にブルーギル)陸に上げて獣道に置いときます。そうすると次の日には狸が持って行きますから。そうしていかないと日本の生態系が崩れてしまうから…。
wikipedia:秋ヶ瀬取水堰

〔用語の解説〕

  1. 「移植」:その水域から魚が自力で移動できない他の水域へ移動させることです(例:A川からB川)。
  2. 「再び放し」:採捕したその場に戻すこと(リリース)です。